にんにく注射とは
にんにく注射とは、にんにくが本当に入っているのかと誤解される方もいらっしゃいますが、主成分のビタミンB1を中心としたビタミンを含む、疲労回復や健康増進を目的とした注射のことを指します。
にんにく注射の由来は、にんにく注射に含まれるビタミンB1を静脈に注射した際、血液を通じて鼻の粘膜にビタミンB1の成分によるにんにくに似た匂いがすることから、にんにく注射と呼ばれるようになりました。
にんにく注射の主な効果は、ビタミンB1による炭水化物の代謝を促す働きがあります。
ビタミンB1が不足していると炭水化物の代謝がうまく行われずに乳酸などの疲労物質が溜まり、疲れやすくなります。
スポーツ選手がビタミンB1の持つ炭水化物の代謝を促す作用に注目し、運動のパフォーマンスを向上させるために打っていたものが一般化したと言われています。
■ 美容効果・美肌効果
また、にんにく注射には、美容効果・美肌効果も期待できます。
有効成分のビタミンB群により、シミやそばかすの原因となる「メラニン」の生成を抑制し、美肌を目指すことが可能です。
また、にんにく注射にはビタミンCも含まれており、ビタミンCは抗酸化作用があるため、肌の老化や美白効果も期待できます。
■ ダイエット効果
さらに、にんにく注射には、ダイエット効果も期待できます。
ビタミンB群は「代謝ビタミン」と呼ばれており、新陳代謝の活性化に有効的です。代謝が活発になると脂肪が燃焼されるため、ダイエット効果が期待できます。
また体内のビタミンB1が不足すると、糖質を分解できず脂肪になるため、肥満の原因となります。
ニンニク注射をすることで、糖質をエネルギーに変える働きが促進され、肥満の防止が可能です。
このような症状に向いています
- 疲労回復
- 筋肉痛・神経痛・関節痛
- 末梢神経炎・末梢神経麻痺の改善
- 心筋代謝障害
- 肌荒れ
- にきび
- しみ・ソバカス
- 美白効果
- 肥満の防止
- 口内炎の改善など
にんにく注射の成分
にんにく注射の主成分はビタミンB群(ビタミンB1 B2 B6 B12)です。そのほかの有効成分も含まれていますが、ここではこの4つのビタミンを解説します。
ビタミンB1 (チアミン) |
人のエネルギーは、ブドウ糖によって生まれます。しかし、ブドウ糖を摂ったり、体内でブドウ糖になるものを食べたりしただけでは、人はエネルギーを獲得することはできません。
ビタミンB1は、体内のブドウ糖をエネルギーに変換するときに欠かせない物質です。にんにく注射の即効性は、ビタミンB1によるところが大きいと考えられています。
また、ビタミンB1には、皮膚や粘膜を強化する役割もあります。美容のためにビタミンB1を摂る人もいます。にんにく注射を定期的に打って肌が綺麗になった人は、ビタミンB1の効果と考えることができます。
粘膜とは、口のなかの表面や胃のなかの表面などのことで、体に必要な物質だけを取り込み、外敵から体を守ります。粘膜が傷ついたり弱ったりすると、体調が悪くなるのはそのためです。ビタミンB1を多く摂って粘膜を強化すれば、健康維持に貢献できます。 |
ビタミンB2 (リボフラビン) |
ビタミンB2は、糖質とタンパク質と脂質の代謝に関わります。代謝とは化学変化のことで、物質を変化させて体が利用しやすいようにします。ビタミンB2を摂取すると、糖質・タンパク質・脂質が効率よく代謝され、体が糖質・タンパク質・脂質を効率よく利用することができます。糖質・タンパク質・脂質は3大栄養素と呼ばれるほど重要な物質なので、これらを効率よく活用できることは健康にとって大きな意味を持ちます。
ビタミンB2はさらに、エネルギーの産生にも関わっています。エネルギーの産生とは、先ほど紹介した、ブドウ糖からエネルギーを取り出して体を元気にする作用のことです。
ビタミンB2は「発育ビタミン」と呼ばれるほど成長への貢献度が高い成分で、成人でもビタミンB2が欠乏すると、皮膚、髪、爪のツヤが失われてしまうことがあります。 |
ビタミンB6 (ピリドキサール) |
ビタミンB6はアミノ酸の代謝を助ける補酵素という重要な役割を担っています。
アミノ酸は生命の源と呼ばれ、人の体の2割はアミノ酸でできています。人がタンパク質を食べると、体内でアミノ酸に分解されます。そして必要に応じて、体のなかでアミノ酸がタンパク質に変わります。ビタミンB6は、アミノ酸がタンパク質に変わるときに関わります。 |
ビタミンB12 (コバラミン) |
ビタミンB12は、次の3つの重要な作用に関わっています。
■ 血液の成分である赤血球をつくる
■ 人の遺伝物質であるDNAの合成に関わる
■ 神経の働きを正常にする
ビタミンB12が不足すると、貧血になったり、神経の働きに支障をきたしたりします。神経が機能しなくなると、手足がチクチクしたり、皮膚の感覚が鈍くなったり、筋力が低下したり、反射運動が鈍くなったりといった症状が起きますが、ビタミンB12を補給することで改善することがあります。
そのためにんにく注射でもビタミンB12は重要な成分になっています。 |
治療・ダウンタイムについて
治療時間 |
5分程度 |
痛み |
注射に用いる注射針は、比較的細い23ゲージの注射針を使用しているため、痛さはさほど気になりません。 |
ダウンタイム |
稀に、注射部位が一時的に赤くなったり硬くなったりする場合があります。 |
メリット |
にんにく注射のメリットとしては効率の良さと即効性が挙げられます。
にんにく注射に含まれる水溶性のビタミンなどは食べ物からの摂取も可能ですが、身体が疲れている際には、内臓も疲れていることが多く、経口摂取しても消化が十分に行われないこともあります。
にんにく注射は静脈に成分を注射することにより、即効性と効率の良さが期待できます。 |
デメリット |
にんにく注射は血液に直接注入するため、効果を実感しやすいメリットがありますが、その分、すぐに体外に排出されてしまいます。
長くても1週間程度で効果期間が終わってしまうので、「疲れたな」と感じたらニンニク注射をご検討ください。 |
副作用 |
にんにく注射は、すべて水溶性のビタミンで構成されているため、過剰摂取による副作用などはほとんどなく、疲れのひどい方は毎日の摂取も可能ですが、注射によって余分に取りすぎてしまっても尿で体外に排出されます。 ただし、どんな薬剤にもどうしても副作用が起こるリスクがあります。 人によっては稀に下記の症状が出る場合があります。
■ アレルギー反応
■ 頭痛
■ 下痢
■ 湿疹
■ じんましん |
料金表
内容 |
回数 |
料金(税込) |
にんにく注射 |
1回 |
現在お取り扱いしておりません |
よくある質問
よくある質問と回答
- 点滴療法が受けられないケースはありますか ?
- 腎機能が極めて悪い方、腹水が貯留している方は、原則として受けられません。
- ▲ 質問一覧へ
- 副作用はありますか?
- 副作用はほとんどありませんが、点滴後少しのどが渇きます。
- ▲ 質問一覧へ
- 点滴療法の目安はどれぐらいですか?
- 月に1回~2回程度です。
- ▲ 質問一覧へ
オリジナルカクテル点滴とは
当院のオリジナルカクテルの点滴です。
患者様お一人ひとりのご希望やお悩みに合わせ、必要な成分を組み合わせた完全オーダーメイドの点滴を提供させて頂くサービスです。
主に美白・美肌作用、ダイエット効果、疲労回復などからカウンセリングを行い、患者様専用の点滴をお作りします。ご自分の身体の不調に合わせたり、必要とされる美容健康成分を選んで頂けるのが特徴です。
普段の食事から十分に摂取できないビタミンなどの有効成分を調合することによって身体の内面から美容・健康の改善を促進します。
美肌・美白効果はもとより、治療が難しいと言われる肝斑の方にもオススメです。
このような方に向いています
- しみ・しわ・そばかす・肝斑の改善
- 皮膚炎の改善
- 美白効果・抗酸化作用
- 排毒(デトックス)作用
- コラーゲンの生成促進作用
- 抗ストレス作用
- にきびの改善
- 抗アレルギー作用
- 毛穴の引き締め
- 動脈硬化の予防
- 疲労回復
- 肝機能異常の改善
- 神経痛・筋肉痛・関節痛の改善
- 炎症後の色素沈着の改善など
治療の流れ
STEP 1 |
カウンセリング お肌のお悩みや今の身体の状態などをカウンセリングさせて頂きます。 |
STEP 2 |
薬剤のセレクト 症状やお悩みに応じた薬剤を選びます。いくつかの薬剤をカクテルすることが可能です。 |
STEP 3 |
トッピング トッピングとして人気のプラセンタやにんにく注射も追加いただけます。 |
治療・ダウンタイムについて
治療時間 |
20~30分程度 |
痛み |
点滴に用いる針を刺す際の痛みがあります。 |
ダウンタイム |
■ 稀に、針を刺した部位が一時的に赤くなったり硬くなったりする場合があります。
■ 治療当日は少し突っ張った感じを感じることがありますが、時間の経過とともに減少します。
■ 稀に、内出血となるケースがありますが、時間の経過とともに治まります。 |
シャワー・入浴 |
治療当日から可能です。 |
料金表
内容 |
回数 |
料金(税込) |
オリジナルカクテル点滴 |
1回 |
¥8,250 |
よくある質問と回答
- 点滴療法が受けられないケースはありますか ?
- 腎機能が極めて悪い方、腹水が貯留している方は、原則として受けられません。
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- 副作用はありますか?
- 副作用はほとんどありませんが、点滴後少しのどが渇きます。
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- 点滴療法の目安はどれぐらいですか?
- 月に1回~2回程度です。
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高濃度ビタミンC点滴とは
ビタミンCには、シミ・シワ・たるみ・くすみ改善や抗酸化作用、免疫力を高める効果があることはよく知られていますが、そのビタミンCの血中濃度を経口摂取ではできないレベルに高めるのが高濃度ビタミンC点滴です。
内服薬では大量にビタミンCを摂取しても血中濃度は一定以上は上がりません。
一方、点滴による投与であれば、血中濃度は投与量に比例して上昇するため、十分な効果のある濃度まで上げることが可能になります。
現在では、抗ガン作用のみならず、アンチエイジングや美肌、抗炎症作用、免疫力強化などを目的として高濃度ビタミンC点滴が広く行われています。
ビタミンCの抗ガン作用とは、ビタミンCは抗酸化物質ですが、ビタミンC自体が酸化されるプロセスの中で過酸化水素を大量に発生します。
正常細胞では過酸化水素を酸素と水に分解するカタラーゼがあるので障害を受けにくいのに対して、ガン細胞ではカタラーゼの活性が低下しているので、過酸化水素によるダメージを受けてガン細胞を選択的に殺す効果があると考えられています。
高濃度ビタミンCの作用
シミ・美白 |
■ 細胞活性化作用
■ チロシナーゼの生成と活性を阻害してシミを予防する
■ メラニンの生成を抑制してシミを予防し薄くする
■ 黒色メラニンを無色の還元型メラニンへと変化させて、シミを薄くする |
コラーゲンを増やす |
■ コラーゲン合成の必須成分
■ 肌のハリ・キメ・ツヤを改善する
■ 開いた毛穴を引き締める
■ 軟膏の新陳代謝を活発にして、股やひざ肩の関節痛の予防・改善する |
免疫機能の増強 |
■ 活性酸素を除去する
■ 白血球やマクロファージの機能を高めて免疫機能を増強する
■ 抗ガン活性を有するインターフェロンの産生を促す |
エネルギーUP |
■ カルニチンの代謝を促して脂肪を燃焼しエネルギーをつくり出す
■ 副腎に働きかけ、副腎皮質ホルモンを作ってエネルギーを増大させる
■ 高いストレス抑制効果
■ 過剰のコレステロールを胆汁酸に変えて体外に排出する
■ 血中脂質の酸化を抑え、動脈硬化を予防・改善する |
鉄の吸収、アレルギー抑制 |
■ 鉄の吸収を助ける
■ ステロイドホルモンを生成し、ヒスタミン遊離を抑制。アレルギー反応を抑える |
解毒・排毒作用 |
■ 肝臓での酵素の働きを活性化し体に害を及ぼす重金属や化学物質を解毒する(キレート効果)
■ アルコールが代謝されてできるアセトアルデヒドをすばやく解毒する
■ 役目を果たした抗ガン剤を、速やかに体外へ排出するのを助ける |
活性酸素を抑える |
■ 血清濃度が低い間は活性酸素を抑え抗ガン剤の副作用を抑えて、主作用を強める
■ 活性酸素を除去し、新陳代謝を高めてくすみを改善する
■ シミやシワ、たるみなどの肌トラブルを防いで美しい肌をつくる
■ 白髪や薄毛を改善する |
このような方に向いています
- 美容効果として
- しみ・しわ・肝斑の改善
- 美白効果・抗酸化作用
- コラーゲンの生成促進作用
- にきびの改善
- 健康にも
- 沈痛作用・がん予防
- 排毒(デトックス)作用
- 抗ストレス作用
- 抗アレルギー作用
- 動脈硬化の予防
- かぜ・インフルエンザの諸症状の緩和
禁忌(高濃度ビタミンC点滴が受けれない方)
G6PD欠損症 |
赤血球にあるグルコース6リン酸脱水素酵素(G6PD)という酵素が欠損していると、ビタミンCが作る過酸化水素により赤血球の膜が壊れてしまう「溶血」という減少が起こり、貧血になります。
他のクリニックですでに検査を済まされている場合は、検査データをご持参ください。 |
高度の心不全 |
ビタミンCの点滴は濃度が高く、心臓に多少の負担がかかります。 |
腎不全 |
高度の腎機能低下、透析をされている患者様は治療を受けていただくことができません。 これはビタミンC点滴によって腎臓に急速にシュウ酸がたまり、さらに腎機能を低下させることがあるからです。 |
胸水および腹水が大量にある場合 |
高濃度ビタミンC点滴による水分量の負荷により、体内の胸水や腹水がより悪化する可能性があります。 |
■ G6PD検査
G6PD検査とは、「G6PD欠損症」と呼ばれる疾患があるかどうかを調べる検査です。
G6PD(グルコース6リン酸脱水素酵素)は赤血球の機能を保つための酵素で、このG6PDが欠損している状態で高濃度ビタミンC点滴を受けると赤血球が破壊され、重度の溶血性貧血を起こすことがあります。
米国では、25gを越える高濃度ビタミンC点滴療法を実施する前には必ずG6PD検査を測定しますが、日本国内ではあまり大きな関心が持たれておらず、高精度のG6PD検査がなかなか行われていないのが現状です。
G6PD異常症はX染色体により遺伝する家族性溶血性貧血で、アフリカ黒人を中心に世界で数億人いると推測されていますが、日本人における割合はわずか0.01%ですのでほとんど心配ありません。
しかし、重度の溶血性貧血は、最悪の場合命に関わります。このような合併症を未然に防ぐため、当院では患者様の安全を第一に考え、高濃度ビタミンC点滴を受ける前には必ずG6PDの検査を行い、安全に治療が受けられるかどうかを判断します。
料金表
内容 |
回数 |
料金(税込) |
高濃度ビタミンC点滴
※ 高濃度ビタミンC点滴を
25g以上で受けていただく方には、
G6PD欠損症の有無を調べる検査が必要です。 |
12.5g 1回 |
¥8,800 |
12.5g 10回セット |
¥71,500 |
25g 1回 |
¥11,000 |
25g 10回セット |
¥88,000 |
50g 1回 |
¥16,500 |
50g 10回セット |
¥132,000 |
G6PD検査 |
¥3,300 |
よくある質問と回答
- 点滴療法が受けられないケースはありますか ?
- 腎機能が極めて悪い方、腹水が貯留している方は、原則として受けられません。
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- 副作用はありますか?
- 副作用はほとんどありませんが、点滴後少しのどが渇きます。
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- 点滴療法の目安はどれぐらいですか?
- 月に1回~2回程度です。
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PRX-T33とは
PRX-T33は、TCA(トリクロロ酢酸)、低濃度過酸化水素水、コウジ酸※が配合された製剤で、医療機関専用の「マッサージで浸透させるピーリング」です。
TCAが真皮近くに浸透し、線維芽細胞を活性化させることによりコラーゲンが増生され、肌にハリや弾力をもたらします。また、コウジ酸のメラニン生成抑制作用によりシミやくすみを改善します。
※コウジ酸とは、お酒や醤油などの発酵過程でできる成分です。シミの予防に効果が高い美白有効成分です。
シミのもとになるメラニンをつくる酵素チロシナーゼの活性を抑え、メラニンの生成を防ぎます。チロシナーゼが働くのに必要な銅原子を奪って効かなくします。
PRX-T33に配合されている TCA 及び H2O2 は、異なる速さで皮膚バリアを通過し、異なる深まで到達します。
過酸化水素には高い向性があり、表皮の層細胞に素早く浸透しますが、TCAの水素イオンは表皮及び真に緩やかに浸透し、より深部まで到達します。
水素イオンは表皮で過酸化水素に妨げられることなく皮膚バリアを通過して真皮に到達し、真皮細胞に自由に作用して、細胞の再生及び新しいコラーゲン線維の形成を促します。
PRX-T33 は、TCA を高濃度で含有しているにもかかわらず「白色のフロスティング」が生じることはありません。この点がピーリングとの違いです。
TCA と過酸化水素を混合すると、皮膚にまったく傷が残らない強力なバイオ刺激物質になることから、この特許処方は、TCA はピーリング剤であるという概念に対する本質的な再考を強く推し進めるものとなっています。この物質が作用する過程を「注射のいらないバイオリバイタリゼーション」と呼べるほどの効果があるといえます。
トリクロロ酢酸(TCA)33%
強力なピーリング剤。真皮を刺激し、角化細胞の増殖因子を活性化。真皮深層まで浸透しコラーゲンの生成を促進することにより強力なハリ感をもたらします。皮膚バリア機能を変化させ、通常だと浸透しない過酸化水素を浸透させます。
低濃度過酸化水素(H₂O₂)
TCAのピーリング(剥離)作用から真皮レベルの表皮を保護し、刺激を繰り返し生じさせ作用効果を高めます。創傷治癒を促進する、血行促進効果※。
※ 3%v/vなどの高濃度過酸化水素は創傷治癒の修復過程を著しく遅延させることが知られていますが、低濃度の過酸化水素では、創傷治癒が促進され、血管内皮増殖因子(VEGF)やその受容体(VEGFR1)の発現が増強されることが明らかになっています。
コウジ酸 5%
強力な美白作用。キレート作用があり、炎症後色素過剰(PIH)を防ぎます。チロシナーゼ阻害作用により、メラニンの沈着を抑えます。
PRX-T33の効果
PRX-T33は、治療直後から肌質の改善やハリ感が向上し、高い保湿力を感じることができ、レーザー治療や高周波治療の効果を相乗的に高める効果もあります。
ハリ改善作用
低濃度過酸化水素を配合。TCAの皮膚表層への腐食作用を抑えながら真皮層まで浸透し、繊維芽細胞を刺激、コラーゲンの新生を強力に促進します。
加齢や紫外線によって老化したお肌にハリと弾力をもたらします。 33%と高濃度のTCAでありながら、ピーリング作用は弱く、治療後のダウンタイムがほとんどないのが特徴です。
最初は、お肌の奥の方が温かいような不思議な感覚があります。その後、しっかりしたハリ感を実感できることが多いです。
美白作用
コウジ酸のメラニン抑制作用+TCAの表皮ターンオーバー亢進作用⇒美白作用
PRX-T33には、強力な美白成分であるコウジ酸※が配合されています。 コウジ酸は、メラニン生成を抑制(シミを予防)するだけではなく、紫外線を浴びた後に発生する活性酸素の抑制作用、肌の糖化抑制作用、また炎症を抑える働きもあるといわれています。
コウジ酸は、もともと治療に伴う炎症性色素沈着のリスクを避けるために配合されていますが、老人性色素斑(普通のシミ)への効果はおそらく限定的ですが、全体的なくすみや肝斑、ニキビ跡の色素沈着などにはある程度の効果が期待できると考えています。
※TCAにより発生するPOMCやマッサージという物理的刺激自体にメラノサイト活性化作用があるので、これを抑制するためにコウジ酸が配合されているものと思われます。
効果の感じ方
一般的にマッサージピールは即効性のある治療だと言われています。 実際、治療直後からハリ感や美白作用を感じることが出来ます。 ただ、この効果はマッサージピールの本来の効果ではなく、持続期間もそれほど長くありません(数日~10日間)。
このハリ感や美白効果は、TCAと過酸化水素が肌に浸透する際の化学反応で即時的に水が発生するために起こるものだと考えられます。
本来の効果(ハリと美白)は、治療回数を重ねていくうちに徐々に出てくるものです。
開発者の先生は、マッサージピールを“お肌のエクササイズ”だと形容しています。
即効性を感じるということは、薬液が確実に肌に浸透して反応した証であり、その後の本格的な効果の出現を示すものです。
このような方に向いています
- お肌にハリ、ツヤ、弾力が欲しい方
- シワ、タルミを改善したい方
- 仕事や育児で忙しく、短時間でお手入れをしたい方
- ダウンタイムはできるだけ少なくしたい方
治療・ダウンタイムについて
治療時間 |
約20分~30分程度 |
術後の通院 |
なし |
治療間隔 |
2~3週間おきに5回の治療が1クールの目安です。 1ヶ月ほど肌を休ませた後、メンテナンスとして1~2ヶ月に1回の治療をお勧めします。 |
ダウンタイム |
赤みは数時間で消失する場合が多いですが、肌が敏感な方は数日間残る場合もあります。 |
痛み |
施術中、お肌の状態によってピリピリ感やヒリヒリ感などの刺激を感じることがあります。 |
禁忌 (RRX-T33が受けれない方) |
以下の症状の方は安全性の観点より治療が受けれません。
■ TCAやコウジ酸などの配合成分に対する過敏症
■ アルコール過敏症
■ 強い炎症(アトピーやかぶれなど)
■ ヘルペス治療中
■ 妊婦、授乳中
■ 脂漏性皮膚炎の部位
■ 日光過敏症
■ 頻繁にヘルペスが出る方はご相談ください。
■ トレチノイン(ディフェリンゲルなど)や過酸化ベンゾイル(ベピオ・デュアックなど)を使用している場合はご相談ください。
■ イソトレチノイン(アキュテイン、ロアキュテイン・ロアキュタンなど)の内服中の方、内服歴がある方はご相談ください。 |
マッサージピールのアフターケア
アフターケアに使用していただく化粧品は2種類ありますが、お肌のタイプ別に使用方法、使用頻度などが異なります。
WiQo(ワイコ) 顔用美容液フェイスフルイド(FLUIDO LEVIGANTE)30ml
グリコール酸を含有しており、お肌を低pHにすることにで皮膚の再生を促進し、細胞内のゴルジ体のコラーゲン生成に関わる酵素を活性化させ、コラーゲン生成を促します。
マッサージピール自体でも効果は得られますが、治療後、お肌を低pHに保つことで、よりコラーゲン増生効果を発揮してくれます。通常のピーリング化粧水と異なり、乳液のようなテクスチャーです。
※お肌のタイプで軽度のピリピリ感が出現することがあります。かゆみや赤みなど出る場合はご相談ください。
【 使用方法 】
■ 洗顔後や、お化粧水の後、目の周りを避けて、お顔に塗ります。
■ 塗布後、20~30分程度置いた後に、次のスキンケアに進んでいただくとさらに効果的です。(洗い流す必要はありません)
※ 目の周りを避けてご使用ください。
※ 日中は、日焼け止めをご使用ください。
※ お子様の手の届かない場所に保管してください。
WiQo(ワイコ) 顔用保湿ナリシングクリーム (CREAM NUTRIENTE E IDRATANTE)50ml
乾燥、皮膚のかゆみ、発赤、ひび割れの原因となるお肌の水分の蒸発を防ぐ、乾燥が気になる方に最適な保湿栄養クリームです。
お肌の表面にヒドロリシッドフィルムを復元し、外的刺激から守り、ハリを失ったお肌や、加齢や風などの外的影響を受けた肌の皮脂膜を回復させます。
さらにエイジングによる老化や光加齢によるダメージも軽減します。
【 使用方法 】
朝、夜、どちらもご使用いただくことができます。スキンケアの最後にご使用ください。
料金表
内容 |
通常料金(税込) |
顔 |
1回 |
¥13,200 |
5回の場合 ※ホームケアセット付 |
¥66,000 |
首 |
1回 |
¥11,000 |
デコルテ |
1回 |
¥22,000 |
手の甲 |
1回 |
¥11,000 |
ホームケア |
顔用美容液フェイスフルイド(FLUIDO LEVIGANTE)30ml |
¥11,000 |
顔用保湿ナリシングクリーム (CREAM NUTRIENTE E IDRATANTE)50ml |
¥11,000 |
よくある質問 Q&A
- 即効性はありますか?
- 治療直後からハリや美白効果を実感できることが多いですが、これらはマッサージピールの本当の効果とは言えません。マッサージピールで使用する薬剤であるPRX-T33は皮膚の中で水分を発生させることが分かっています。治療直後に感じる効果の原因は、この水分であると考えられています。水分は比較的短時間で吸収されますので、これらの効果の持続期間もせいぜい1週間ほどだと考えています。マッサージピールの本当の効果は真皮層でのコラーゲン生成によって肌にハリと弾力をもたらすことです。これらの効果は、治療回数を重ねるごとにゆっくりと出てきます。
- ▲ 質問一覧へ
- 治療後すぐにお化粧(メイク)できますか?
- マッサージピールは、治療直後からメイク可能です。他のケミカルピーリングと異なり、皮膚表層の角質を除去していませんので、皮膚のバリア機能が保たれているからです。
- ▲ 質問一覧へ
- 夏でも治療可能ですか?
- マッサージピールは、他のケミカルピーリングと異なり、皮膚表層の角質を除去していませんので、皮膚のバリア機能が保たれています。したがって、紫外線の強い夏でも安心して治療を受けて頂けます。
- ▲ 質問一覧へ
- 治療後に皮ムケはありますか?
- TCAピーリングというと激しい皮ムケやかさぶたで有名ですが、マッサージピールの場合、皮ムケと言えるような目立つ状態になることは通常は非常に稀です。数日後にごく薄い皮は剥けること(特に口周り:本文中に写真あり)がありますが、お化粧が可能であり、ほとんど目立ちません。皮は自然に剥がれ落ちますので、無理にむいたりせず、なるべく優しく扱ってください。
- ▲ 質問一覧へ
- マッサージピールはまぶたも可能ですか?
- マッサージピールで使用する PRX-T33は、目に強い刺激のある薬剤ですので、目に入らないよう配慮が必要です。マッサージピールは、上まぶたへの治療は可能ですが、当院では安全のため行っておりません。また下まぶたも、目に入る可能性のある部分には行っておりません。
- ▲ 質問一覧へ
- 他のケミカルピーリングでもお肌のハリがでるのでは?
- マッサージピールは、真皮層でのコラーゲンを増やします。したがって、マッサージピールで期待できるハリは、お肌の奥深くからのハリ感です。他のケミカルピーリングで実感できる、お肌の表面(表皮層)のハリ感とは少し感覚が異なります。一度、体験していただければ、その違いがご実感できることが多いです。
- ▲ 質問一覧へ
- マッサージピールはシミやくすみにも効果がありますか?
- 美白成分であるコウジ酸が配合されていますので、くすみや肝斑への効果はあると考えられます。実際に、治療後はなんとなくお肌が白くなり透明感が増したり、肝斑の改善をご実感される患者様も多いです。ただ、老人性しみやそばかすが取れるほどの効果は期待できません。
- ▲ 質問一覧へ
- サーマクールやウルセラを定期的にやっています。マッサージピールは必要でしょうか?
- サーマクール・ウルセラとマッサージピールの併用がベストです。サーマクールやウルセラの治療間隔の期間に、マッサージピールをやることで相乗効果が期待できると考えられているからです。
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パースピレックスとは
国際的に認められている制汗剤分類(米国FDA)では、製品を「制汗剤」として分類するためには、20%の発汗抑制が得られなければなりません。
30%の発汗抑制が得られる場合、「Extra effective(極めて効果あリ)」として分類することが可能となります。
パースピレックスの処方(特許取得)では、使用ごとに65%の発汗抑制が72時間以上持続することが実証されています。
市販の制汗剤では同様の抑制効果は得られず、効果の持続は数時間から最大でも24時間となっています。
■ パースピレックスの作用機序
アルコールベースの塩化アルミニウムと乳酸成分によるパースピレックス溶液を塗布する。
主成分の塩化アルミニウムが汗腺内の水と反応する。
腺内深部に角栓を形成し、汗腺を密閉し、汗の産生を一時的に中断させる。
皮膚表面の死んだ細胞の剥離で角栓が排出され、汗腺が再活性化する。
この過程は2~7日周期で生じるため、パースピレックス・ロールオンタイプ(脇用)、パースピレックス・ローションタイプ(手足用)は週に1~2回の使用で発汗を持続的に抑制します。
■ パースピレックスの効果が高い理由
塩化アルミニウムが汗腺内の水と反応し、水酸化塩化アルミニウムを産生します。これが皮膚上層の細胞のケラチンと一緒になって汗腺内に栓を形成します。
この反応中に副産物である塩酸が生成されます。
塩酸は脆弱な皮膚領域で刺激や疼痛を引き起こす場合がありますが、溶液に乳酸成分を添加すること(特許取得)によってこの問題を解消しました。
塩酸が乳酸成分と反応することにより、塩酸が消退して刺激が軽減されると同時に、制汗作用が促進します。
乳酸はNMF成分(天然保湿因子)として知られる保湿剤です。
■ 主要成分およびその作用
パースピレックスはエタノール、塩化アルミニウム(主成分)、乳酸成分およびその他の化粧品成分を含有します。
本品の効果における各成分の役割は下記のとおりです。
エタノール |
水を含まないエタノール製剤です。
このため、形成された角栓を汗腺内の「より深部」まで運び、維持することができます。
市販されている他の制汗剤のほとんどは水を含有しており、そのために塩化アルミニウムと水の反応が誘発されて塩酸が生成され、効果が低減します。 |
塩化アルミニウム |
汗に含まれる水と反応して死亡した角化細胞と複合体を形成し、汗腺の「栓」となって汗腺を一時的に塞ぎ、汗の産生を中断させます。 |
乳酸成分 |
刺激を予防し、敏感な皮膚領域の不快感を小さく抑え、制汗作用を高める緩衝剤として作用します。
ロールオン(ワキ用)は乳酸カルシウム、
ローション(手足用)は乳酸アルミニウム。 |
■ パースピレックスの特長
パースピレックスの作用は長時間持続性であり、ロールオンタイプ(ワキ)は1回の使用で3~5日間、ローションタイプ(手足)は3日以上、汗と臭いを防ぎます。
優れた快適性
パースピレックスは、他の塩化アルミニウムベースの制汗剤で一般的に認められる刺激を小さく抑えるために改善された処方を使用しています。
パースピレックスは皮膚のかぶれのリスクを軽減する乳酸成分を含有しています。
乳酸成分が不快感をもたらす酸を無害な乳酸に変換する「緩衝剤」として作用します。
パースピレックスの処方は特許取得済であり、他の制汗剤にはないパースピレックス独自の「緩衝」システムにより刺激を抑えることができる唯一の市販制汗剤です。
使いやすさ
パースピレックスは夜に使用し、就寝中に作用します。
速乾性で、落ちにくくなっています。
他の制汗剤やデオドラント製品とは異なり、パースピレックスは1回の使用で長時間効果が持続します。
日中の塗り直しの必要がなく、生活スタイルに支障をきたすこともありません。
無香料で色移りしない処方
パースピレックス には香料が添加されていないため、アレルギーのリスクが小さく抑えられています。
また、衣類に色移りせず、白い筋が残ることもありません。
パースピレックスと一般的なデオドラント剤の比較
|
パースピレックスロールオン(脇用) |
一般的なデオドラント剤 |
発汗および臭い 抑制の持続時間 |
3~5日 |
数時間~24時間 |
使用頻度 |
週1~2回 |
毎日(1回~複数回) |
用量 |
1本で3ヶ月以上 使用できる |
使用頻度による |
香料 |
無香料 |
様々な商品がある |
衣類に色移り しない |
◯ |
✕ |
■ パースピレックスの適応対象
パースピレックスは、男女を問わず、就労者およびアクティブな生活を送る人、また、過剰な発汗および臭いによる深刻な問題を抱える人を適応対象としています。
ロールオンタイプ(腋用)は皮膚刺激(かぶれ等)の原因となるpH値低下を抑制する作用に優れており、“敏感肌”の方にも適しています。
適切な結果を得るために推奨される本品の使用方法
■ 夜間は汗腺の活動が低下するため、夜の就寝前に パースピレックスを塗布します。
■ 望まれる効果が得られるまで(通常1週間以内)パースピレックスを毎晩使用します。
■ 敏感肌の場合は、1日おきに2週間塗布します。
■ 完全に乾燥した損傷のない皮膚に使用し、使用後はパースピレックスが完全に乾いてから衣類を着用します。必要な場合は、パースピレックスを使用する前に扇風機またはヘアードライアーで皮膚を乾かします。
翌朝、石鹸と水で洗い流します。塗り直しはしないでください。
■ ロールオンタイプ(脇用)で週1~2回、ローションタイプ(手足用)で週2~3回の使用により、汗と臭いのコントロールを維持します。
必ず、完全に乾燥した損傷のない皮膚に使用してください。
■ 脱毛後48時間は使用しないでください。
■ 主なリスク、副作用など
パースピレックスコンフォートは、塗布部に痒みが発生する場合がありますが、洗い流して頂き、使用を控えることで治まります。
料金表
内容 |
通常料金(税込) |
制汗剤 |
パースピレックス・ロールオンタイプ(脇用) |
¥6,600 |
よくある質問 Q&A
- パースピレックスとは、どのようなものですか?
- 医療用制汗剤「パースピレックス」は、特許処方により長時間効果が持続する新しいタイプの制汗剤です。
汗を抑制したい部位に塗布すると、主成分の塩化アルミニウムが汗腺深部に角栓を形成。 汗腺に「フタ」をして、汗の分泌を物理的に抑制します。
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- 発汗、臭い抑制の持続期間はどれくらいですか?
- ロールオン(脇用):1回の使用で3~5日間
ローション(手・足用):1回の使用で3日以上 手を洗ったり、お風呂に入っても効果が持続します。
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- どのくらいの頻度で使用すれば良いですか。
- ロールオン(脇用):週1~2回
ローション(手・足用):週2~3回
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- 1本でどのくらい使用できますか。
- 3ヶ月以上
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- 香料や刺激が苦手です。
- 香料不使用で、アレルギーのリスクを最小限に抑えられた安心処方です。
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- 衣類への色移りが心配です。
- 衣類への色移りや白い筋が残ることもありません。
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- 使用上の注意事項はありますか。
- ローションタイプは、塩化アルミニウムの配合濃度が高いため脇には使用いただけません。
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- 副作用はありますか。
- 医療用制汗剤は重篤な副作用は確認されておりません。 また、ご使用中に刺激を感じたり発赤を生じたりした場合はすぐに使用を中止してください。
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