
高濃度ビタミンC点滴

高濃度ビタミンC点滴とは
ビタミンCには、シミ・シワ・たるみ・くすみ改善や抗酸化作用、免疫力を高める効果があることはよく知られていますが、そのビタミンCの血中濃度を経口摂取ではできないレベルに高めるのが高濃度ビタミンC点滴です。
内服薬では大量にビタミンCを摂取しても血中濃度は一定以上は上がりません。
一方、点滴による投与であれば、血中濃度は投与量に比例して上昇するため、十分な効果のある濃度まで上げることが可能になります。
現在では、抗ガン作用のみならず、アンチエイジングや美肌、抗炎症作用、免疫力強化などを目的として高濃度ビタミンC点滴が広く行われています。
ビタミンCの抗ガン作用とは、ビタミンCは抗酸化物質ですが、ビタミンC自体が酸化されるプロセスの中で過酸化水素を大量に発生します。
正常細胞では過酸化水素を酸素と水に分解するカタラーゼがあるので障害を受けにくいのに対して、ガン細胞ではカタラーゼの活性が低下しているので、過酸化水素によるダメージを受けてガン細胞を選択的に殺す効果があると考えられています。