アートメイクは、眉やアイライン、リップの形や色を整える施術で、メイクの時短やすっぴんに自信が持てると人気があります。
一方で、施術後の経過や肌への影響などのデメリットも存在します。
この記事では、デメリットとメリットの両面から見るアートメイクを解説します。
アートメイクが向いているか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
アートメイクのデメリット
アートメイクは見た目を整える効果が期待できますが、注意すべき点もあります。
ここでは、施術を検討する際にチェックしておきたいデメリットを解説します。
ダウンタイムがある
アートメイクは皮膚に専用の針を使用するため、施術直後は赤みや腫れといった症状が現れることがあります。
個人差はあるものの、数日~1週間程度の期間はダウンタイムがあると想定しておきましょう。
施術部位によっても経過は異なり、特に粘膜に近いアイラインや唇は腫れが長引く傾向があります。
ダウンタイム中は、メイクをはじめとした生活習慣や行動を一時的に控える必要があります。
デザインや色素の修正が難しい
アートメイクで皮膚に入れた色素は、一度定着すると簡単には消せません。
1〜3年程度で徐々に薄くはなるものの、色が残ることもあります。
特に眉のデザインは、時代ごとの流行があり、数年後にはトレンドが変わる可能性があります。
また、安定後にイメージが違うと感じても、すぐに修正ができない点はデメリットと言えます。
レーザーで除去できる場合もありますが、費用や肌への負担がかかるため、慎重な対応が必要です。
事前にカウンセリングで希望を明確に伝え、仕上がりのイメージを共有しておきましょう。
感染・アレルギーのリスク
皮膚に針を入れる方法であるため、ごくまれとはいえ感染のリスクがあることは、知っておきましょう。
衛生管理が不十分な施設で施術を受けると、赤みや膿、かゆみなどの症状が現れることがあります。
また、使用する色素に対するアレルギー反応を起こす可能性もあるため、アレルギー体質の方は注意が必要です。
信頼できるクリニックを選び、衛生環境やアレルギーへの対応について、事前に確認しましょう。
加齢による変化への対応
アートメイクは一般的に数年間は色や形を保てますが、加齢により皮膚や筋肉の状態が変化することで、印象が変わる可能性があります。
例えば、眉は皮膚のたるみや筋肉の下垂により位置が変わる場合があり、定期的な修正が必要なことがあります。
加齢による自然な変化とともに、アートメイクのラインが当初とズレるケースも考えられるため、将来の変化を見越してデザインを選ぶのがポイントです。
継続的なリタッチが必要
アートメイクは時間の経過とともに、色素が少しずつ薄くなります。
個人差はありますが、約1~3年で発色が落ちてくるため、定期的にリタッチをする方が多いです。
リタッチによってデザインを維持できる反面、繰り返すことで肌への負担にもなります。
施術を検討する際は、リタッチの間隔も考慮しておくことが大切です。
アートメイクのメリット
アートメイクは、見た目の印象を変えるだけでなく、日常生活におけるメリットも多くあります。
ここでは、具体的なメリットを紹介します。
すっぴんに自信が持てる
アートメイクは、眉やリップなどが整った状態を維持できるのがメリットのひとつです。
朝起きたときや急な外出でも、すっぴんに自信が持てるでしょう。
眉毛は顔の印象を左右するため、形が整っているときちんとした印象を与えやすく自信にもつながります。
旅行やスポーツ、温泉など、メイクで眉を作れない場面でも、自然に素顔で過ごせるようになるでしょう。
メイク時間の短縮
毎朝のメイクで、眉やアイラインを描くのに時間がかかるとお悩みの方は少なくありません。
アートメイクをすると、この工程を短縮できるため、メイクの時間が短くできるのは大きなメリットです。
忙しい朝に余裕が生まれるだけでなく、外出先での化粧直しもアートメイクをした部位は直さなくてよくなります。
働く女性や育児中の方にとっても、時間のゆとりを感じられるメリットがあります。
汗や水に強い
アートメイクは皮膚の浅い層に色素を入れるため、汗や水で落ちないのが特徴です。
通常のメイクは汗や皮脂で崩れやすく、夏場や運動時には頻繁に化粧直しが必要になります。
汗をかく場面やプール、温泉でも眉やリップなどが崩れにくく、季節やシーンを問わずに自然な状態を保ちやすくなります。
持続性がある
アートメイクは、発色が落ち着いてから色が薄くなるまで、個人差がありますが約1~3年持続します。
徐々に色素が抜けていくのは、肌の新陳代謝に伴う自然な変化です。
一定期間ごとのリタッチを行うことで、形や色を維持できて、持続性が期待できます。
自然な仕上がりを目指せる
肌や骨格に合わせてデザインが可能なため、目立つことなく自然な仕上がりを目指せるのがメリットです。
アートメイクの技術は進化していて、さまざまな手法が登場しています。
眉を1本1本描いたように見える手法や、唇に自然な発色を与えるなどの施術もあります。
アートメイクが向いている方
アートメイクはすべての方に必要なものではありませんが、生活スタイルやニーズによっては大きなメリットがあります。
ここでは、どのようなタイプの方に適しているのか紹介します。
メイクが苦手な方
メイクに時間がかかる、思い通りの形に仕上がらないなど、メイクそのものがストレスになってしまう方にとって、アートメイクは有効な方法です。
眉やアイラインは左右のバランスを取るのが難しく、毎日仕上がりが違うとお悩みの方も少なくありません。
アートメイクを施すことで基盤となるデザインが安定し、自分で描き足す必要がほとんどなくなります。
顔のバランスを整えたい方
顔の印象は目元だけでなく、眉や唇の形によっても変わります。
左右差や形、配置に悩んでいる方は、アートメイクで改善を希望するケースも多いです。
アートメイクでは、各パーツの骨格や筋肉の動きを考慮しながら、自分に合ったバランスに整えることが可能です。
メイク時間・直し時間を短縮したい方
仕事や家事、育児で忙しい毎日の中で、メイクにかける時間を減らしたいと考える方にも適しています。
メイク時間の短縮だけでなく、汗や水分で崩れにくいため、化粧直しの時間も節約できます。
身だしなみは整えたいが時間がないと感じている方には、アートメイクがおすすめです。
アートメイクをする前に知っておきたいこと
アートメイクは自然な印象を持続できるとして人気の施術ですが、施術前に理解しておきたいことがあります。
ここでは、施術を検討する際に知っておくと役立つポイントについて、解説します。
受けられないケースもある
アートメイクは、以下のようなケースでは施術が制限される場合があります。
- 妊娠中や授乳中の方
- 糖尿病や心疾患など、傷の治りに影響する持病がある方
- アレルギー体質(金属、麻酔、その他)の方
- ケロイド体質・皮膚が過敏な方
- 施術部位にアトピー性皮膚炎や強い皮膚炎症がある方
- 免疫抑制剤、抗凝固剤、抗血栓剤などを服用している方
- 他の美容医療(レーザー、ピーリングなど)を受けた直後の方
これらは肌の回復力や感染リスクに影響を与えるため、慎重な対応が必要です。
ただし、医師の診断によっては施術可能な場合もあるため、事前に相談してください。
医療機関での施術が推奨される理由とは
アートメイクは皮膚の表層に針で色素を入れる施術であり、医療行為として厚生労働省が定義しています。
(参照:「医師免許を有しない者によるいわゆるアートメイクの取扱いについて」厚生労働省)
施術は医師の管理下で行うことが望ましく、医療従事者の資格が必要です。
万が一トラブルが起きても、医師が診察や処置を行えるのも不安の軽減につながります。
デメリットを減らすためのポイント
アートメイクではダウンタイムや修正の難しさといったデメリットがありますが、工夫次第でリスクを減らすことは可能です。
ダウンタイムの影響を少なくするためには、皮膚の状態が安定しているときに受ける、スケジュールの余裕がある時期を選ぶなど工夫しましょう。
デザインや色素の修正が難しい点は、流行に左右されにくい自然な形を選ぶのが大切です。
感染リスクを抑えるためには、衛生管理を徹底している医療機関を選び、肌の状態を整えておきましょう。
長期間維持することだけにこだわらず、将来的に修正やリタッチがしやすいといった点を考慮することも重要です。
カウンセリングで確認するポイント
施術前のカウンセリングは、アートメイクにおいて大切なステップです。
確認するポイントは、以下が挙げられます。
- 顔立ちや肌質に合うデザインかどうか
- 色素の退色過程や持続期間の目安
- ダウンタイム中の注意点・生活の制限
- 料金体系やリタッチ費用
- アフターケア方法
- トラブル時の対応
他にも不安や疑問があればそのままにせず、医師とよく相談しながら慎重に検討しましょう。
MRIを受ける際は申告が必要
アートメイクで使用される色素によっては、微量の金属成分が含まれる場合があります。
そのため、MRI検査の際に反応する可能性が報告されています。
(参照:「医療アートメイクとは」日本医療アートメイク学会)
発熱や火傷を引き起こしたり、正しい検査結果が出なかったりするため、必ずアートメイクをしていることを医療機関に伝えてください。
MRI検査を受けられないとは限りませんが、使用した色素や施術部位によっては通常とは違う対応が必要な場合があります。
アートメイクで後悔しないために
アートメイクは一度施術すると数年は色素が残るため、事前の準備や選択が重要です。
ここでは、後悔しないために抑えておきたいポイントについて解説します。
信頼できる医療機関で施術を受ける
アートメイクは皮膚に色素を入れる医療行為であり、施術環境や施術者の技術によって、仕上がりやリスクが大きく異なります。
医師の管理下で施術が行われているか、衛生管理が徹底されているかを確認することも必要です。
感染予防や合併症の対応やデザイン、アフターフォローなどを考慮して、信頼できる医療機関を選びましょう。
定期的なメンテナンス
アートメイクは、個人差はありますが約1~3年で徐々に色が薄れていくため、定期的なリタッチが必要になります。
思ったより持続しなかったと後悔をしないためにも、きちんと理解しておきましょう。
定期的に通院できるかどうか、ライフスタイルと合っているかを考えて計画を立てておくことが大切です。
アフターケアをしっかりする
施術後の数日間は赤みや腫れが出やすく、色素の定着にも影響するため、アフターケアは欠かせません。
強く擦る、紫外線を浴びる、不衛生な環境で過ごすなどすると、色ムラや感染リスクが高まります。
洗顔やスキンケアの開始時期ややり方は、医師の指示に従い行いましょう。
保湿を適度にすることで、かさぶたが自然に剥がれやすくなります。
また、処方された薬は正しく使用し、制限事項を守るなどの適切なアフターケアを意識すると、仕上がりに差が出てきます。
まとめ
アートメイクは日常のメイク負担を軽減し、理想に近い印象を維持できる施術です。
一方で、ダウンタイムや定期的なリタッチが必要などのデメリットも存在します。
メリットとデメリットを理解し、希望のデザインを医師と共有しながらよく相談して施術を検討しましょう。
神戸ゆりクリニックは、眉やアイライン、リップ、ヘアラインなどの医療アートメイクの施術を行っております。
自然な仕上がりを目指し、丁寧なカウンセリングで患者様に適したデザインをご提案させていただきます。
アートメイクを検討している方、メリット・デメリットについて知りたい方は、神戸ゆりクリニックへご相談ください。











