フラクショナルニードルセラピーシステムの特徴
電動式ダーマスタンプを用いて、皮膚に極微細な穴をあけていくことで、創傷治癒を促し、皮膚の再生、入れ替えをおこないます。
皮膚に極微細な穴があくと、そのできた傷に対し、その傷を治そうと自身の皮膚の細胞から様々な成長因子が分泌され、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが増殖します。
つまり成長因子は細胞の成長や傷の回復を早める働きがあり、肌を元気にし、若返らせるための重要な役割を担っています。
成長因子はそもそも体内に存在するものですが、24歳位を境に、老化とともに減少傾向を示します。
微細な傷を作ることにより、自然治癒力にスイッチを入れ、自身の細胞からの成長因子の分泌を促すとともに、さらに、成長因子製剤を用いることにより、よりしっかりとした質と濃度と量の成長因子を、微細な穴から真皮層にまで届けることができるので、より効果的な皮膚の再生が行われます。
このような方に向いています
- ニキビ・ニキビ痕の気になる方
- 毛穴の開きが気になる方
- シワの改善を期待する方
- 脂性肌の方
- シミ・ソバカスが気になる方
- 肌のキメを整えたい方
- 肌のハリの衰えが気になる方
- 肌のクスミが気になる方
オートスタンプとダーマローラーの違い
従来のダーマローラーより痛みが少なく、むらのない治療と治癒がフラクショナルニードルセラピーの特徴です。
電動式ダーマスタンプでは、従来のダーマローラのように、針が皮膚に斜めの角度で刺入することがないので、痛みが軽減されており、さらに作られる微細な傷も挫滅が少ないので、治癒が早く、出血や赤みが少ないのが特徴です。
また、ダーマローラよりも均一にむらなく治療でき、これまでは難しかった細かい部分の治療も行うことができます。
アタッチメントは一回ごとに使い捨てなので、非常に衛生的です。
針の長さを調節することができ、改善したい悩みによって治療する深さを変え、しっかりと効果を出していきます。
グロスファクター(成長因子)とは
グロスファクターとは、元々、体内に存在するタンパク質の一種で、成長因子と呼ばれます。
傷ができると、皮膚のグロースファクターが活性化され繊維芽細胞の活動を活性化させ創傷治癒反応を起こしますが、ダーマスタンプまたはダーマローラーでミクロレベルの針穴をあけることで、皮膚表面に塗布したグロースファクターが肌深部へと送られます。
当院で使用する薬剤は約150種もの成長因子(b-FGF,TGF,PDGF,EGFなど)を含み、真皮の繊維芽細胞の増殖を促進します。
当院で使用する薬剤
グロスファクター・リジュビネーション・コンプレックス
EGF(上皮成長因子)、bFGF(線維芽細胞成長因子)やモイスチャライザー、ビタミンなどを配合して老化した肌や日光によるダメージを受けた肌を改善させます。シワを減少させ、肌にハリを与え若々しく輝く肌を取り戻します。
グロスファクター・ブライトニング・コンプレックス
シミやクスミの部分に栄養を与えます。
このセラムは肌の色のムラやシミ、ソバカスといった色素沈着を修復し、肌を明るくやわらかくしてくれます。
グロスファクター・ボディケア・コンプレックス
ストレッチマーク(肉割れ線、妊娠線)を緩和させ、体の肌にもハリを与え質感を改善します。
治療・ダウンタイムについて
特徴 | 真皮のコラーゲン層に高密度に微細な穴を開けることで、傷を修復しようとする治癒能力を活性化させ、皮膚の再生能力を高める治療法です。 |
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治療時間 | 30分程度で終了します。 |
麻酔 | 麻酔クリーム |
痛み | 麻酔クリームを塗布しますので、施術時の痛みはほとんどありません。術後は、針や薬剤により発赤、熱感、痒み、痛み、ピリピリ感、乾燥が生じます。これらは1~2週間程続くことがあります。 |
術後の通院 | 3~4週間おきの治療を推奨しています。継続することでより効果を期待できます。 |
傷跡 | 個人差はございますが施術後、1〜2週間程度注射針による内出血・発赤・腫れ・痛み・熱感・腫れつっぱり・硬結を生じる場合がございます。内出血はコンシーラで隠せる程度、針穴は数日で目立たなくなります。 |
シャワー、入浴 | シャワーは当日より可能です。入浴は2~3日後を推奨します。洗顔は当日から可能です。 |
施術部分のマッサージ | 1週間後から可 |
メイク | 通常メイクは24時間後から可能です。※お薬の浸透を考え、6時間は洗顔・化粧水・乳液のご利用が出来ません。 |
術後について |
■ 施術部位はこすったり刺激しないよう注意して下さい。 ■ お顔のレーザー治療などの予定がある方は約2週間程度あけてから治療を受けることをお勧め致しますが、詳しくはレーザーを受けられる病院にお問い合わせ下さい。 ■ 数日間は肌が乾燥しますので、十分な保湿をお願いたします。 |
禁忌 (FNSが受けれない方) |
■ 妊娠中・授乳中、産後3ヶ月以内の方 ■ ガン治療中、治療後3ヶ月以内の方 ■ ヘルペス ■ 金属アレルギー ■ 治療部位に皮膚疾患がある方 ■ その他、重篤なご病気をお持ちの方 |
その他の注意事項
■ 血が止まりにくい人(血が止まりにくくなるような薬を飲んでいる人)、金属アレルギーがある人、ケロイド体質の人、麻酔等でアレルギー症状が出たことがある人は施術を受けることができません。
■ 麻酔クリームでの表面麻酔を行い施術をいたしますが、まったく痛みを感じないわけではありません。また、麻酔が切れると軽い痛み、ほてり感がでることがあります。2~3時間で沈静化する程度です。
■ 3~4日は小さなかさぶたが生じたり軽い発疹やむくみができる人もいます。
■ 施術後は肌が敏感になり、紫外線が皮膚を通過しやすい状態になっています。紫外線はシミや皮膚老化の原因となりますので、毎日必ずサンスクリーン剤(紫外線散乱剤を使用した低刺激性、低アレルギー性のSPF18 PA++ 程度のもの)による遮光に留意して下さい。